子育てしながら、FP技能検定2級の合格を目指したいけど、私にできるかな…
体験談があれば聞いてみたい!
こんな悩みを解決します。
私は3歳と1歳の息子がいます。次男の育休中に「何か資格の勉強をしたい!」と思い立ちFP2級の取得を目指すことにしました。
『育休中に合格したい!時間がないので、2級からいきなり取得したい!』という思いからフォーサイトの通信講座に申込みをしました。
そしてAFP認定研修を修了し、5か月間でFP技能検定2級に一発合格しました。
私につられてFP3級に挑んだ主人も、働きながら勉強しましたが、一発合格しています。
子育てしながらどのようにFP2級に合格できたのか、体験談を紹介します。
合格するための勉強方法や、学習のつまずきポイントと解決法もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
FP資格を取ろうと思ったきっかけ
2人目の出産を控え、産休に入るタイミングで「育休中は、時間もあるし何か資格の勉強でもしようかな~」と考えました。
・今後役に立ちそう
以上の点からFP取得を目指すことにしました。
「どうせ取るなら実務でも活かせる2級にしよう!!」と検索して通信講座のフォーサイトの資料請求をしてみました。
「ふむ、ふむ、これなら頑張れそうだな!」と決心して早速申込みをしました!
教材の多さに驚く
申し込みから1週間程度で教材が届きます。
深く考えずとりあえず行動してしまったので、ダンボールを開けて教材が20冊ほど入っており驚きました!!
教材や手引きを読んで…
・出題範囲がやたらに広いこと
・どうやら「提案書」を作成して送らないと2級の受験資格が得られない
ということに気がつきました。
そうです…気が付くのが遅すぎたのです…
持ち前の「何とかなる精神」が仇となりました。
「提案書」って何なの?
「提案書」というのは、顧客へ総合的にライフプランを提案するときに用いる書類のことです。
規定の「確認問題」を6割以上得点し、「提案書」の作成・提出で合格するとAFP認定研修の修了が認められ、晴れてFP2級の受験資格が得られます。
しかし提案書の課題には締め切りがあり、試験日の2か月前まででした。
教材に丁寧に作成の仕方も書いてありましたが、何から始めたら良いのか分からず、そうこうしているうちに第二子出産、赤ちゃんのお世話が始まってしまいました。
申込み当初はやる気に満ち溢れていましたが、自分の計画性の無さに呆れました…
FP試験は出題範囲が広く、また2級は難易度も高くなるので、計画的に学習を始ることをオススメします!!
なんとか「提案書」を作成する
「提案書」の提出期限は過ぎてしまいましたが、受験資格を得るために、夫の力も借りて提案書作成を始めることにしました。
長男は保育園に行っており、日中は次男のお世話だけになるので、寝ている間等にパソコンを開いて提案書作成に取り組みました。
私はパソコン操作が初心者レベルなので、Excelを使用することにとても苦労しました。
隙間時間で作業をして1か月ほどで「提案書」を提出することができました。
2週間ほどでAFP認定研修修了の証明書が届き、晴れて2級の受験資格を得ることができました。
夫の協力なしでは到底終わらなかったと思うので、感謝しています。
FP2級試験に向けて勉強開始
試験日5か月前より、FP2級の試験に向けて勉強を始めました。
子供のお昼寝中や、夜寝かしつけたあとに勉強時間を設けました。
隙間時間も含め、1日合計で2~3時間の勉強時間を確保できるようにしました。
試験1か月前の休日には、夫に子供達をお願いして、6時間ほど図書館で勉強しました。
試験当日同様の時間配分で過去問を解いたり、間違えた箇所をテキストで見直したりしました。
【学習方法】
当初はテキストを読み、章末の確認問題を解き学習を進めていました。
しかし出題範囲が広いため、最初の方に勉強した内容が全く頭に残っていないことにあるとき気付き焦りました。
そんなとき夫からのアドバイスで『問題集を解く→分からなかった箇所をテキストで復習する』方法に変えました。
そうすることで、分からない問題でも一度自分で考えて解いているため、記憶に残りやすく時間が経ってから再度問題を解いても思い出せるようになってきました!
↓
②テキストで理解を深める
↓
③過去問題を解く
↓
④苦手分野を把握してテキストで理解を深める
あとは③と④を繰り返し行います。
学習ポイント3つ
私がFP試験を受験するにあたって意識したことは3つあります。
時間配分を意識する
問題数の割に試験時間が短いんです。
私は試験当日見直す時間がほとんどありませんでした。
学科 10:00~12:00…2時間
実技 13:30~15:00…1時間半
特に試験直前(1~2ヶ月前)には時間配分を意識して、問題を解くようにしていきましょう!
過去問題をとにかく解く
FP試験は、毎年似たような問題が多く出題される傾向にあり、必ず出題される問題や過去に出題されたことのない範囲なども存在します。
出題される問題は毎年似ているのに、テキストにはあまり出題されない範囲も載っており情報量が膨大なのです!
そのため過去問題を解かなければ、
このようなことが分からないままテキストを眺めて時間を費やし、無駄な暗記に力を費やしてまうのです。
ですから「勉強方法のコツ」でも前述しましたが、必ずいきなり過去問題からやり始めて下さい!
暗記すべき箇所がわかったら、紙に書いて毎日声に出して読んだり、苦手な部分はe-ランニングの〇×問題を隙間時間に解くようにしましょう!
学科、実技バランスよく学習する
FP試験は、学科と実技があります。
【学科】
60問中36問以上正解で合格
【実技】『FP協会』主催の場合
40問(記述式)
100点満点中60点以上で合格
学科・実技どちらも合格点に達しないと合格できません。
私は当初学科ばかりに時間を費やしてしまったため、試験時期が近づいてから実技の問題の多さに気づき、さらに焦りが増しました。
学科の内容が実技にも活かせますが、実技は電卓を用いた計算問題が基本になるので、計算式の暗記が必要になってきます。
どちらもバランスよく学習できるように、きちんとスケジュールを組みましょう!!
FP2級学習のつまずきポイントと解決法
ここからFP2級とAFP認定研修を受講する方に、前もって知ってもらいたいことを解説します。
つまずきポイントは2つ
解決法も合わせて解説します。
提案書の作成
いきなりFP2級を受験するためには、AFP認定研修を修了しなければならないため、まずは「提案書」の提出が必須です。
私の体験談でもお話しましたが、提案書の作成にはパソコンでのExcel操作が必須のため、慣れていないと時間がかかります。
この提案書を提出しないとFP2級の受験資格が得られないので、教材到着後2~3週間で作成終了することを目標にして取り組んでください。
提案書の提出はAFP認定研修を修了するために必要ですが、提案書作成のための知識はFP2級の試験問題にはほとんど役に立ちません。
そのためなるべく早く提案書を終わらせて、FP2級の試験勉強に移行できるようにしましょう!
今は提案書の作成を、ブログ記事やYouTubeで解説されている方もいるので、参考にしてみるのも良いでしょう。
時間はかかりますがFP3級から受験して合格後、2級を目指す道もあります。
どうしても自分には、提案書が作成できなそうだと感じたら3級から勉強するのもありだと思います。
出題範囲が広い
FP2級の試験範囲は以下の6項目から出題されます。
社会保険や年金など
2. 金融資産運用
債券、投資信託など
3. タックスプランニング
所得税、所得控除など
4. リスク管理
生命保険、損害保険など
5. 不動産
土地や建物の売買に関わる法規や税務など
6. 相続・事業承継
相続・贈与の法律や税金など
あなたがパッと見た感じで何となくイメージが沸きそう、得意そうな項目がありますか?
FP試験は暗記する内容が多いため、基礎知識がある分野があれば学習しやすいですよね。
どれも全くピンとこないようであれば、学習には時間がかかります。
試験日の3~4ヶ月前からコツコツと勉強を始めましょう!
学習していくと全く頭に入ってこない、集中できないような苦手分野が出てきます。
焦らずに自分はここが苦手なんだと意識して、まずは得意分野、苦にならない項目から学習を進めていきましょう!
毎日少しずつ勉強していくことが何よりも大事です!
苦手分野でやる気をなくさないためにも、「得意分野で得点を稼いでトータルで合格ラインの60%を目指すんだ!」と気持ちを切り変えて試験日まで頑張りましょう。
まとめ:合格を目指してコツコツ勉強しよう!!
今回は、私のFP2級合格までの道のりを紹介しました。
提案書作成につまずき当初の予定の受験日を過ぎてしまった挙句、コロナでも延期になり、モチベーションを保つのに苦労しました。
しかし「自分が勉強したい!と思って通信講座に申し込んだから」と思い、試験日1~2ヶ月前にはかなり集中して勉強しました。
家族にも合格を宣言していたため、あとにも引けませんでした。
「育休が終わり仕事復帰したら尚更勉強する時間なんか取れない」と自分に言い聞かせ、一発で合格することができました!!
資格を取るには、独学でも通信講座でもある程度お金がかかってきます。
しかし、勉強したことは必ずあなたの身になります。投資したお金は無駄にはなりません。
FP試験は、実生活でも役に立つ税金や相続のことなどを学べます!
あなた自身のライフプランを見直すきっかけにもなるでしょう。
また、FPは2級以上からは就職でも有利になる資格です。
みなさんも明確に目標を持ち、合格を目指して諦めずに頑張りましょう!!
おわり