帝王切開での出産が決まったけど、費用がどれぐらいかかるのか詳しく知りたい!
こんな悩みを解決します。
私は、結婚前に子宮筋腫で開腹手術をしたため、二度の出産を帝王切開で経験しました。
人生ですでに3回お腹を切っています(^^;
そんな私が実際支払った費用を全て公開してみなさんの不安を解消します。
安心して出産を迎えられるようにぜひ最後まで読んでみてください。
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予定帝王切開になる人って?
ではまず予定帝王切開になる人はどんな人でしょうか?
・双子
・巨大児
・前置胎盤
・妊娠前に開腹手術をしている
私は結婚前に10センチの子宮筋腫が健康診断で発覚し入院・開腹手術となりました。その際先生からも「今後出産するときは帝王切開になるからね」と言われていました。
帝王切開はいつ頃決まる?
妊婦健診のときに逆子や双子、前置胎盤などで予定帝王切開になると判断されてから実際の出産日(手術日)が決まるのは30週前後と言われています。
そして出産日は38週となることが多いようです。
私の場合31週の検診日で産院の手術が木曜日だったため、38週の木曜日に出産日が決まりました。
普通分娩とは違い、誕生日が事前に決まっているのは不思議な感じがしました!
入院期間は?
普通分娩では、5~7日間のケースが多く、帝王切開は平均8日間程度とされています。
私は2回とも7泊8日の入院でした。経産婦は1日早く退院を希望することができましたが、ゆっくりしたかったのでMAXで入院しました!
帝王切開でかかった費用公開!!
帝王切開で実際にかかった費用を全て公開します!!
入院期間でかかった合計費用
78万4606円!!
※高額医療費や出産一時金を考慮していない金額です。
これについては後に解説します。
平均が50万~75万と言われているので、私が出産した都内の産院はお高め+個室料が入っているからでしょう。
費用の内訳【保険部分・自費分】
保険外自費治療 66万8226円
合計 78万4606円
帝王切開は普通分娩とは違い、手術に必要とされる点滴・処置・血液検査などが保険適応となります。
普通分娩の分娩費に保険適応分(3割分)がプラスされるイメージです。
実際の出産前後の自己負担はいくら?
入院期間の費用は上記でお分かり頂けたでしょうか。
下記が妊婦健診で支払った費用です。
区からの補助が使えていますが、合計でみると結構支払っていますね。
妊婦健診と入院・手術で支払った自己負担額は合計 87万5496円 です!!
出産するのにこんなにも費用がかかるのですね…
でも、心配しないでください!
ここからは戻ってくるお金について解説します。
戻ってくるお金の種類4つ
・出産手当金
・高額医療費(限度額認定証)
・医療保険
一つずつ解説します。
出産一時金
出産一時金とは、加入されている国民健康保険・健康保険組合・協会けんぽ等から受け取れるお金です。
基本的には、赤ちゃん1人につき42万円です。
直接支払制度を利用すると、健康保険組合が直接医療機関に対して出産一時金を支払ってくれるので、退院時の精算で軽減されます。
私も直接支払制度を利用しました。
26週の妊婦健診の際に『出産一時金の医療機関直接支払い制度合意文書』という用紙が渡され署名し提出しただけで退院精算時に42万円が差し引かれました。
出産手当金
出産手当金とは、会社勤めの方が対象となります。
給料によって金額が異なります。
私の場合ですが、
②出産後、入院中に医師・助産師記入欄に必要事項を記載してもらう
③退院後、会社より指定された宛名に退院時の領収書のコピーと一緒に郵送
という流れでした。
支給額は、約48万円。
申請はすぐに行ったものの入金されたのは、なんと4か月後でした…
高額医療費(限度額認定証)
高額医療費とは、医療費の自己負担額が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が、後で払い戻される制度です。
ただし申請してから払い戻されるまで3ヶ月以上かかります。
【限度額認定証は事前に申請しよう!】
限度額認定証とは、事前に健康保険組合などに申請すると発行してもらえる保険証に似たものです。
これを入院する際、医療機関に提出することで、自己負担限度額が事前に把握でき、自己負担限度額を超える分は請求されません。
※自己負担限度額は、所得状況などにより設定されています。
つまり退院精算のときに多く支払わなくて済みます!!
退院してから申請する面倒もありません!
限度額認定証は、健康保険組合などに所定の用紙に記入して申請すれば、2週間ほどで送られてきます。
帝王切開が確定している方は、加入している健康保険組合などに問い合わせしてみてください。
医療保険
医療保険は任意で加入する保険のことです。
私は、25歳の時に医療保険に加入しました。
【加入している医療保険の内容】
・終身
・60歳払込終了(60歳まで保険料を支払ったら保障は一生続く)
・通院1日 1万円
・手術1回 10万円
・女性疾病特約 手術1回 10万円
私は女性疾病特約も付けていたので、1回の手術・入院で支給された保険金は28万円でした。
医療保険は加入しておくべき?
医療保険は加入しておくべきでしょうか。私の例をみて参考にしてください。
筆者の経験では?!
・帝王切開による出産×2回
・流産による日帰り手術
計4回医療保険から保険金が支払われました。
医療保険の加入は、若くて元気なうちに加入するに越したことはありません。
私のようにすでに4回手術をして、合計105万円支払われたケースもあります。
確かにケガや病気で入院・手術をして仕事を休まないといけないときや、出産したときにまとまったお金が支給されるのは本当に助かります。
生涯保険料を支払う場合
しかし、上記の保険内容で、仮に60歳まで保険料を支払った場合
総額は152万4180円。
冷静に考えると結構な金額ですよね。
医療保険の加入は慎重に考えるべき!
筆者の例だけ見ると医療保険に加入していたらこんなにもらえるのか!と思う方もいるかと思います。
ただ、帝王切開での出産にならなければ医療保険から保険金は支払われません。
女性疾病特約を付けていなければ支給額も減ります。
妊娠がわかってからでは医療保険に加入できない場合もあります。
出産したら出産一時金42万円が必ず支給され、働いている方なら出産手当金ももらえます。
そこから差し引いて負担する分を医療保険から賄うのか、貯蓄から出せるのか、ご主人やご両親などときちんと相談してみてください。
まとめ:帝王切開での費用を理解して、今後の出産に備えよう!
筆者の場合
【出産に必要な費用(支出)】
入院・手術 78万4606円
合計 87万5496円
【戻ってくるお金(収入)】
出産一時金 42万円
出産手当金 48万円
医療保険 28万円
合計 123万8780円
出産してからは赤ちゃんのお世話や痛みとの闘いでお金のことを考えている暇はありません。
妊娠30週をすぎたら、何にどの書類が必要なのか書き出してきちんと整理をして、ご自身だけではなくご主人にも分かるようにしておきしょう。
おわり