帝王切開での出産が決まったけど、術後の痛みはどれくらいあるの… 寝返りはいつからができるのかしら…
赤ちゃんのお世話や授乳はいつぐらいから開始できるのかな?
こんな悩みを解決します。
私は、二度の出産を帝王切開で経験しました。
結婚前に子宮筋腫で開腹手術経験があり、妊娠した時点で帝王切開での出産が決まっていました。
帝王切開での出産が初めての手術になるという方も多いでしょう。
術後の痛みやどのように過ごせるのか、赤ちゃんのお世話はいつから開始できるのかなど、体験談から詳しく説明します!
出産への不安や悩みが少しでも軽くなり、安心して残りの妊婦生活が送れるように最後まで読んでみてください!!
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手術当日の過ごし方
無事に出産が終わるとリカバリー室または病室に移動して、家族や赤ちゃんと過ごせるようになります。
術後2時間程度は脊椎麻酔が効いていますが、その後は点滴からの痛み止めの投与に切り替わります。
麻酔が切れてくるとだんだん足の感覚が戻るのと同時に徐々に痛みも分かるようになってきます。
面会時間中は家族と過ごしているため気が紛れますが、就寝時間後は痛みに意識が行くため睡眠もよく取れず、夜がとても長く感じます。
手術6時間後からは飲水が開始でき、左右の寝返りも可能になります。
しかし、翌朝まで血圧測定の装置や点滴、血栓予防のマッサージ器がついているため身動きが容易でありません。
何より傷口の痛みが激痛のため動きたくても動けません!!
筆者は深夜2時に傷の激痛に耐えられず座薬を使用しました。
リカバリー室は分娩室が近いため、夜中にお産で入院されてきた方がいるのが分かり、助産師がバタついているのも感じました。
「私の痛みのためにナースコールを押して良いものか…」
悩んだ挙句我慢しきれず座薬をお願いしました。
座薬使用直後、痛みが和らぎ朝まで熟睡できました!
痛みに耐えずに早く座薬を使用すればよかった
と今でも後悔しています…
手術後1日目の過ごし方
筆者が出産した産院では、早朝にリカバリー室から病室に移動しました。
体を徐々に起こし問題がなければ車いすで移動します。
介助はありますが、基本は自分で動かないといけないので、激痛との闘いです。
部屋で安静に過ごし、歩行に問題がなければ尿道の管が取れます。
私はトイレが部屋にある個室でしたが、ベッドからトイレの移動に20分はかかりました!
まず起き上がることに気合いがいります。ベッドの柵を握って腕の力で体を持ち上げますが、激しい傷の痛みが襲います。
何度も心が折れながらやっとベッドに腰掛けます。
更にそこから立ち上がるのにも二度目の気合いがいります。
そして歩行の際や、トイレでの座ったり立つのにも激痛との闘いです。
血栓防止のためにもなるべく動くように指示されますので、1日目はどうすればなるべく痛みを感じずに過ごせるかを考えて終わります。
ただ尿道の管が取れ、昼食から食事が開始になり、午後には点滴も外れますので、手術当日の仰向けで寝たきりの状態よりは痛いけど自由になった気分です。
夜も傷の痛みが強く、内服の痛み止めをもらい服用したため、少しは睡眠をとることができました。
術後の日にち別に詳しく解説
手術後2日目の過ごし方
夜は寝返りのたびに痛みが伴うため眠りが浅く、睡眠不足になります。
日中休めるときにきちんと休みましょう。
まだまだ体を動かすときは痛みがあり辛いです。
子宮の戻りが早くなるため、お母さんの様子によっては母乳の指導も始まります。
体が思うように動きませんが、助産師に補助してもらいながら母乳をあげました。
まだ上手にあげることはできないので、ミルクを足してもらい、徐々に練習します。
傷の痛みに加え後陣痛も襲います。
後陣痛は普通分娩の方にもあることですが、出産時陣痛を経験していない帝王切開での出産後には、とても強い痛みに感じます。
強くお腹を握られているような痛みです。
筆者はガスが出て、排便があった後は、後陣痛の痛みが治まりました。
痛みが強い場合には無理せず痛み止めを処方してもらいましょう!
夜には痛みもだんだん和らいでくるので、赤ちゃんを預けてぐっすり眠ることができました。
手術後3日目の過ごし方
3日目になると後陣痛の辛さからは解放され、傷の痛みは強い筋肉痛のような感じです。
前日よりはだいぶスムーズに動けるようになります。(それでも周りから見ればまだまだ大変そうですが…)
母乳をあげるときは助産師にみてもらいながら、赤ちゃんとゆっくり過ごします。
医師の許可がでると、シャワー浴が開始になります。
術後1~2日目はタオルで体は拭いてもらえますが、3日ぶりのシャワーはとても気持ちがよかったです。
シャワー浴は傷口との初対面でもあります!!
線が横にあり、恐くて触ることはできませんでした。
食事も常食になり、面会時間に家族と会えるのでとても穏やかに過ごすことができます。
手術後4~5日目
お母さんは特に処置などはないため、赤ちゃんとのんびり過ごします。
起き上がる時が一番傷の痛みを感じますが、それ以外は気合いがなくても動けるようになります。
日中に、沐浴指導や退院指導があります。
夕食にお祝い膳が出て、自分へのご褒美のようでとても嬉しかったです!
夜は産院によると思いますが、筆者の場合夜も母子同室だったため、2時間起きの授乳やおむつ交換が始まり、また睡眠不足になりました。
入院中赤ちゃんは希望すれば預かってくれますので、辛いときは無理せず預けましょう!!
手術後6日目 退院の日
前日に採血を済ませ、朝には尿検査と体重測定をします。
母子とも医師による診察で問題がなければ退院となります。
会計を済ませて赤ちゃんと一緒に自宅に戻ります。
家に着くと荷物を整理したり、赤ちゃんのお世話が始まります。
まだまだ無理はできない体ですので、家族の方にたくさん手伝ってもらいましょう!
まとめ
日にち毎のイベントまとめ
寝返りはできるが激痛
座薬の鎮痛剤を追加で頼める
尿道の管を抜去
流動食の開始
点滴の抜去
トイレまで歩行するが激痛
鎮痛薬は内服へ
母乳の開始
常食の開始
沐浴指導
お祝い膳
退院指導
痛みの感じ方は人それぞれですが、出産直後は経験したことのない強い痛みとの闘いです。
夜も寝れず、起き上がるのにも10分以上かかることもあります。
ただそんな痛みも日が経つにつれて治まってきます。
赤ちゃんの可愛さに癒され、慣れないお世話をしていると痛みを忘れます。
私も出産前は不安でいっぱいでした。
確かに傷や後陣痛は痛い!!
でもやっと会えた我が子を見ていると、痛みに耐えて産んでよかったと心の底から思います。
あんな痛いのもう嫌だ!と当時は思いましたが、懲りずに二人目を出産しました。
赤ちゃんとの生活を楽しみにぜひ頑張って乗り越えてほしいです!
おわり