医療事務認定実務者と医療事務検定試験の資格の違いを知りたい!
私はどちらの試験を受ければいいの??
こんなお悩みを解決します。
医療事務の資格は約80種類あると言われ、全てが民間資格です。
そのため似た名前の資格が多く存在し、内容や受験資格も様々です。
今回は、その中でも人気の高い『医療事務認定実務者』と『医療事務検定試験』の違いについて解説します!
ちなみに私は医療事務歴16年目になります。
医療事務の専門学校では、いくつもの医療事務の資格を習得してきました。
勉強して取得したものは、実務で使えるものも多いですし、就職にも有利になることがあるので、本記事を最後まで読んで頂きどちらの試験を受験するのか参考になればうれしいです!
医療事務認定実務者と医療事務検定試験の違い6つ
医療事務認定実務者と医療事務検定試験の主な違いは以下の6つです。
- 主催する団体
- 受験資格
- 受験方法
- 試験内容
- 合格基準
- 合格率
上記の違いを表でまとめるとこんな感じです。
医療事務認定実務者 | 医療事務検定試験 | |
試験を主催する団体 | 全国医療福祉教育協会 | 日本医療事務協会 |
受験資格 | 特になし | 日本医療事務協会が認定する医療事務講座を修了した者 受験申請のあった高校・専門学校・短期大学・大学等 受験申請のあった一般受験申込み者 |
受験方法 | 在宅受験 | 会場試験 在宅受験 →日本医療事務協会の医療事務講座を修了した方 |
試験内容 | 学科 接遇とマナーに関する知識 医療機関における各種制度に関する知識 医療事務業務に関する知識 診療報酬請求に関する知識 択一式/30問 実技 診療報酬明細書作成/択一式/外来1症例 |
【学科試験】 2題(正誤問題20問、記述式5問) 【実技試験】 医療費の計算(会計欄)2題(外来1題、入院1題)作成 |
合格基準 | 学科、実技それぞれ正答率60%以上 | 問題の総得点の70%程度を基準として 問題の難易度で補正した点数以上の得点の者 |
合格率 | 60%~80% | 90% |
見比べて参考にしてください^^
医療事務認定実務者と医療事務検定試験、結局どちらがオススメ?
医療事務認定実務者と医療事務検定試験の違いは分かったけど、結局どちらがオススメとかある?
確かに、違いだけ聞いても結局自分がどちらの試験を受けたらいいのかと悩みますよね。
私の見解ですと、
初学者や医療事務の資格を何かしら取りたい方には「医療事務認定実務者」
経験者やスキルアップがしたい方には「医療事務検定試験」がオススメです!!
どちらの試験も難易度は低い試験ではありますが、実務に活かせる試験内容になっています。
下記オススメ理由を参考にご自身の当てはまる方の試験を目指してみるのが良いと思います^^
初学者、未経験の方には『医療事務認定実務者』がオススメの理由
初学者、未経験者におすすめの理由としては
- 試験問題が学科・実技ともにマークシート方式
- 合格基準が学科・実技ともに60%以上で合格できる
- 在宅受験が可能
- 受験料が安い
医療事務の試験で記述の問題を初学者の方が解くのは、勉強時間がかかり難しいものです。
その点「医療事務認定実務者」は、試験問題全てがマークシート方式。
また合格基準が低いのと、在宅受験が可能なのでテキストなどの教材を見ながら試験を受けることができます。
子育てしながらや働きながら資格取得を目指している方は、在宅受験はメリットしかないので検討してみてください☆
それと医療事務の資格を取るために、絶対必要となる費用のひとつ受験料。
他の試験の受験料はほとんどが7,000円ですが、医療事務認定実務者試験は5,000円と断トツ安く受験可能なところもオススメの理由のひとつです^^
医療事務経験者には『医療事務技能審査試験』がオススメ
医療事務経験者でブランクがある方や、調剤薬局事務で経験があり、医療事務の資格を取得したい方には「医療事務検定試験」がオススメです!!
合格率は「医療事務認定実務者」より高いのは、恐らく受験者のほとんどが医療事務協会の通信講座を受講して在宅で受験しているからだと思われます。
「医療事務認定実務者」と比べると記述問題もあるので、しっかりと試験対策が必要となります。
医療事務検定試験は、主催する日本医療事務協会のサイトより、問題集などテキストの購入も可能なので、テキスト選びも悩まずに短期間で合格を目指せるでしょう。
「医療事務検定試験」は日本医療事務協会の医療事務講座を受講することで、在宅受験が可能です!
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます^^
今回は、数ある医療事務の資格の中で「医療事務認定実務者」と「医療事務検定試験」の違いについて解説しました!!
主催する団体が違うので、受験資格や受験方法が違うのはもちろんだなと言うところでしたが、合格率や試験内容から見るとどちらを受験すればいいのか明確になりました。
初学者、医療事務未経験者→「医療事務認定実務者」
経験者でブランクがある、調剤薬局事務経験者で医療事務の資格を取りたい→「医療事務検定試験」
このような感じでご自身の当てはまる方の試験を受験することをオススメします^^
医療事務の資格は実務で活かすための通過点でしかないので、受験する資格を決めたらすぐに勉強を始めましょう!!
医療事務として一緒に働ける仲間が増えることを楽しみに、みなさんを応援しています!!
おわり