医療事務未経験だけど、独学で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を目指したい!!
…どのように勉強を進めていけばいいの??
こんな悩みを解決します。
私は、病院の医療事務スタッフとして勤続13年になります。
診療報酬請求事務能力認定試験は、80種類以上あると言われている医療事務の資格の中で雄一厚生労働省が認定している資格です。
合格率は30~40%と高くなく、医療事務資格の中で最難関の資格と言われています!
試験の概要や、試験の詳しい内容については、下記の記事をどうぞ。
医療事務なら目指したい!診療報酬請求事務能力認定試験について解説
医療事務未経験の方だと始めはとても苦戦する部分が多いです。
しかし、きちんと勉強していけば合格できる試験です!!
今回は、医療事務未経験で診療報酬請求事務能力認定試験の合格を独学で目指す方のために勉強方法や勉強時間について、詳しく解説していきます。
医療事務の経験がある方でも独学で学習するなら参考になる内容になっているので、チェックしてみてください。
実技の勉強方法
早速勉強方法について、学科・実技に分けて説明していきます。
この試験は、学科・実技どちらとも平均点以上を取らないと合格できないためバランスよく学習してきましょう!
本番では外来と入院のレセプトを一から作成します。
限られた時間で手書きのレセプトを作成するには、点数早見表に慣れること。
とにかく問題を多くこなしていくことが重要です!!
学科、実技交互に学習していきたいと思うかもしれませんが、まずは慣れるまで実技に専念しましょう!
解答を見ながら問題を解く
外来レセプトの方が易しいので、まずは外来レセプトに取り掛かります。
最初は実技の問題を見て、その解答を見ながら写していきます。
書いて覚えていく作業を繰り返し行います。
そうすることで、試験問題に慣れてきて、似たような問題が出てくると分かるようになってきます。
自力で問題を解いてみる
実技試験問題のイメージがつかめてきたら、今度は実際に自力で問題を解いてみます。
まだ分からない箇所が多いと思いますが、解答と解説を見て理解を深めていきましょう。
よく出題される箇所は、その都度“点数早見表”に付箋やマーカーで印をつけることをお忘れなく!!
外来レセプトが解答を見ないで6~7割できるようになったら、入院レセプトを解いてみましょう。
入院レセプトも外来と同様にまずは解答を見ながら写していきます。
入院は手術の項目等が増えボリューム満点ですが、焦らず解答・解説を見ながら慣れていくイメージです。
過去問題を解いていると似たような問題が出題されていることに気が付くと思います。
なので、出題される問題の形式さえ理解できれば、わからない箇所だけを調べていけば良いのです。
時間はかかりますが、コツコツ1枚でも多くレセプトを書いていきましょう!!
実技にかかる勉強時間
勉強を始めたころは、レセプト1枚できるまでにかなりの時間がかかります。
解答を見て書いて覚えていくので、時間がかかるのは当たり前です。
外来 1時間前後
入院 2時間~2時間半
このぐらいかかると思っていてください。
外来 30~40分
入院 1時間半前後
といったところです。
試験1~2ヶ月前には、上記の時間配分で解くことができなければ、本番でタイムオーバーになってしまいます。
試験の時期が近づくにつれ、問題を解く時間を意識していくことが大事です。
実技に必要な勉強時間
実技の外来と入院合わせて、過去問題5回分を3回繰り返し行う場合
入院 2時間
合計3時間×過去問5回分×3回
トータルで45時間必要になります。
これはあくまでもスムーズに問題が解けた場合です。
初期の頃はもっと時間かかるので、プラス20~30時間必要になります。
実技だけで、1日2時間勉強するとして、1か月から1か月半ぐらいです。
学科の勉強方法
学科も実技同様に毎回似たような問題が多く出題される傾向にあります。
そのため、とにかく過去問題を解いていくことです。
学科試験は全20問でマークシート方式です。
マークシートだからといって、安心してはいけません!!
1問につき4つの文の中から正しいものを選択する問題ですが、正しいものがひとつとは限りません。
全て合わせると80の文を読み、正誤を確認していかなければならないのです。
いかに早く解答を探せるか
この試験は、テキストなど全て持込みが可能です。
点数早見表やテキストから、いかに早く解答を見つけ出せるかがポイント!!
実技に時間がかかる分、学科に時間はかけていられません。
過去問題を繰り返し解き、よく出題される箇所は、点数早見表やテキストに付箋やマーカーで印をつけましょう。
学科の勉強時間
最初の頃は学科の全20問を解くのに2時間近くかかります。
なにしろ全文の正誤を確認していく作業なので…
学科の過去問題5回分を3回繰り返し行う場合
トータルで30時間必要になります。
学科の勉強を1日2時間するとして、2週間~3週間ぐらいです。
本番に向けて時間配分を意識する
上記で説明してきた通り、学科・実技どちらとも問題を解くのに時間がとてもかかります。
試験時間は学科と実技合わせて3時間です。
休憩なしで3時間ぶっ通しの試験なんて人生で経験することないですよね(^^;
しかし実際に試験を受けてみると3時間あっという間に終わります。
というか3時間では足りません…見直す時間なんてありませんでした。
時間配分が合格へのカギを握ります!
入院 1時間半
外来 30分
学科 1時間
本番では緊張もあり普段のように解けないことが予想されます。
本試験1~2ヶ月前には本番と同様に、13時~16時に図書館などで過去問題を解くことをオススメします!
合格点である約70%以上が取得できれば合格も目前です。
試験までに必要な勉強期間
実技・学科とも勉強時間について説明してきました。
まとめると…
実技 1か月~1か月半
学科 2~3週間
試験内容に慣れるまで、合わせて2~3ヶ月かかるイメージです。
そのあと本番に向けて時間配分を意識して過去問題を解いていく期間です。
試験の4~5ヶ月前から勉強に取りかかるようにしましょう!
問題を解いてみると分かりますが、レセプト1枚書き終わるとドッと疲れます。
この試験においては1日に7~8時間まとめて勉強するより、1日2時間の勉強時間を確保してコツコツ行うことをオススメします。
独学に不安を感じたら通信講座がオススメ
しっかりスケジュールを組んでコツコツ勉強していけば、独学でも合格は目指せます。
しかし、時間がとてもかかることと、誰にも質問ができないのが独学のデメリットでもあります。
医療事務が未経験の方なら尚更、専門用語やレセプトの書き方で理解できないことがでてくると思います。
挫折しそうな方や合格できるか不安な方は、通信講座がオススメです。
費用はかかりますが、合格までのカリキュラムがきちんと組まれており、質問も受けてくれるので心強いですよね。
どの会社で通信・通学講座を行っているか、気になる方は下記の記事でまとめてあります。
まとめ:計画的に勉強しよう!!
診療報酬請求事務能力認定試験の勉強方法・勉強時間について説明してきました。
試験問題は似たような問題が出題されることが多いため、まずは過去問題から取りかかりましょう!
初めてでレセプトの記入に不安がある方は、レセプト算定ドリルもオススメです。
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その分時間がかかりますが、基礎から理解できますよ。
独学だと勉強時間はかかりますが、費用も安く済みますし、自分のスケジュールに合わせて学習を進められます。
“学科を10問解く”
など毎日少しでも良いので目標を決めて勉強に取り組んでください。
レセプトを一から作成して答えが合ったとき、ものすごく達成感があります!
ぜひ勉強を楽しんで、合格目指して頑張りましょう!
おわり